【退職金計算の基準】
退職金は月額定賃金Upah Tetap をもとに計算します。月額定賃金とは毎月定額で受領する賃金を言い、基本給 Upah Pokok と定額手当Tunjangan Tetap からなります。基本給は月額定賃金の75%以上を占めていなければならず、基本給がないというのはあり得ない上、社員の注目度も高いので、 基本給の減額等によるコストダウンの検討はほとんど見られません。
一方で定額手当は毎月定額で支給され、勤怠や成果等の影響を受けずに支給される手当をいいます。月額定賃金の最大25%を占めるこの定額手当を何とか別の形に変え、退職金計算に含まない形にできないかを検討する会社があります。手当をなくすという極端な策を取られることは少なく、支給方法を変更することで、毎月の支払いには影響がないが、退職金計算に含まれないようにする工夫はいくつか考えられます。